歯周病について

歯周病とは

日本人の成人、5人に4人は歯周病

現在日本人の成人約80%、つまり5人に4人は歯周病だと言われています。
歯周病は自覚症状が少ないため、気づいた時にはかなり重症になっていることが多く、歯を失う原因の約半数はこの「歯周病」なのです。

歯周病はプラーク(歯垢)が原因となり起こる症状で、プラークは歯を磨かなかったり、磨き残しがあったりした時にねばねばくっついているものです。
これは単に食べかすが溶けたものではなく、その70%は細菌の塊なのです。

細菌やその毒素によって歯ぐきに炎症が起き、その後出血や膿、腫れなどが起こることで骨が吸収され、歯が長く見えたり、歯がグラグラしたりしてしまいます。

日本人の成人、5人に4人は歯周病

歯周病治療は瀬戸歯科クリニックにお任せください!

歯周病は初期段階での自覚症状がほとんどないため、ご自身ではなかなか気づくことができません。
毎日の正しい歯磨きと、歯科医院による定期的な管理が必要な慢性疾患ですので、お気軽にご相談ください。

当院の院長は、糖尿病協会 登録医でもあります

糖尿病と歯周病の関連については多くの報告があり、糖尿病患者は健常者と比較すると、歯周病を発症する頻度が高いことが分かっています。

最近では進行した歯周病を治療することで、糖尿病自体の血糖コントロールにも良い影響を及ぼすことも分かってきました。歯周組織の創傷治癒の遅延や、高血糖に伴う感染の助長などの機序で、糖尿病患者の歯周炎の病因が説明されています。

当院の院長は、糖尿病協会の登録医でもありますので、糖尿病と歯周病の関係を深く捉え、治療を進めていきます。

歯周病の簡単チェック

  • ・歯を磨いた時、歯ブラシや唾液に血が見られる。
  • ・硬いものが噛みづらい、歯がグラグラしている。
  • ・歯ぐきが下がり、歯が伸びたように見える。
  • ・口の中がねばねばする、口臭が気になる。
  • ・歯と歯の間に食物がはさまりやすい。
  • ・歯ぐきが腫れている。

歯周病は全身にも影響を及ぼします

虫歯と並ぶほどポピュラーな歯周病、「よくある病気だから…」と軽く思いがちかもしれません。

しかし、歯周病は歯だけでなく体へも大きく影響を及ぼします。
最近では、全身疾患、特に動脈硬化性疾患などの心血管病変や、糖尿病など生活習慣病との関連性が報告されています。

肥満

肥満

脂肪細胞から分泌される様々な生理活性物質(アディポサイトカイン)が、歯周病を悪化させる可能性があります。

肥満の人は普通の人より1.5倍、歯周病になりやすいと報告されています。

肺炎

肺炎

要介護者などで、嚥下障害により、唾液と一緒に口腔内の細菌を吸引して起こる肺炎(誤嚥性肺炎)があります。

これを予防するには口腔清掃が重要になります。

骨粗鬆症

骨粗鬆症

閉経後女性は、エストロゲン分泌により、発症した歯周炎の進行過程にかなり悪影響を及ぼすと考えられます。

閉経後女性で、歯周病を罹患している患者様は、骨粗鬆症の検出率が高く、発症した歯周炎の進行過程に影響を及ぼすことが報告されています。

心臓血管疾患

歯周病の人は、心臓血管疾患を引き起こしやすいことが分かっています。

歯周ポケット内の細菌が直接血流にのって冠動脈へ到達し感染する説、細菌感染によって惹起された歯周炎の種々の炎症性物質が間接的に冠動脈に作用する説があります。

低体重児出産

歯周病にかかっている妊婦さんは、そうでない人よりも低体重児の出産を起こしやすいことが分かっています。

歯周病菌に対する炎症反応により、体から放出されたプロスタグランディンなどの物質が、子宮筋収縮を誘発しそれとともに妊娠が維持できなくなるためです。

大切なのは
プラークコントロールです

毎日の歯磨きを正しく行い、ご自身でのプラークコントロールを行うことはもちろん、定期的に歯科医院での管理を行うことが、大変重要です。

歯ぐきの腫れやグラつき、痛みなどが気になる際は当院へお早めにご相談ください。

大切なのはプラークコントロールです